辞めたる!と決めたきっかけ、
それに至るまでの気持ちをつらつらと書いてみる。
辞める直前にいた部署は会社の最重要施策を推進する部署だった。
何年も掛けてきたことだし、株主にも言ってる話だし、
具体的な数値目標もあったからやるしかなかった。
私はその施策でやろうとしてることに5年以上関わってきてたし、
自他ともに認めるプロフェッショナルという感じだったと思う。
いよいよやるぞ!ってことで推進のための部署が新設され、
そこに辞める1年前に異動してきた。
こう書いてみるとめっちゃキラキラやな。
いざ始まってみると、実際に現場を動かすことよりも
社内の分からずやオジサンにどう説明するかということに、
時間も精神も持っていかれることになった。
どう考えても数字に繋がらないのに、
分からずやオジサンの思い付きの話を現場にやらせることもあった。
「意味不明な話はここで止めなければ」と思っていたけど、
上への説明に本当に時間が掛かって面倒でたまらなかった。
当然「それやらないなら目標はいくんだろうな」となり精神的に結構やられた。
そもそもその目標ってやつが、実力の2倍以上の数字なんだけど…。
まぁそれもただ言ってるだけと言うか、
プレッシャー掛けてやらせようとしてるだけなのは分かるんだけど。
誰ひとり達成すると思ってない目標を目指してるようなフリをするのが、
茶番じみていてアホらしかった。
さらに良くないことに、上司が上との調整が全くできない人だった。
できないと言うより「調整する」という発想が無くて、
「上が言ってるから」でそれ以上も以下も無い、という感じだった。
強く言われると委縮してしまうタイプの人で、
埒があかんということで私が上への説明に駆り出されることもあった。
偉い人は話せば分かる部分も多々あり、
よくキレるけど(キレる時点でダメではあるけど)話には納得できた。
でもその調整ができない上司と、その上の上司と、そのまた上の上司がいることで
指示の趣旨を理解できないままの伝言ゲームになってて右往左往。
「一体なにをしてるんだろうか」と感じることが多かった。
とても日本企業って感じ!!
古い体質の会社はどこもそうなんだろうなとは思う。
そんな日々を四半期くらい過ごしていると、
「ああここで何か新しいことをやるのは無理だし、言っても無駄だな」と感じることが増えた。
何かやろうとするとそれと関係ないしょうもない仕事増えるし。
Z世代ではないけど、「Z世代が会社を見切る理由!」みたいなのによくある感じ。
もともと「1人だったら最悪4,000万あればバリスタFIREできるな」と思っていたので、
6月くらいの時点で「辞めても良いんだけどなぁ~」とふわっと思っていた。
ただその道のプロフェッショナルとしてやらねばいけないことがある!
ここまで引き上げてくれた人への借りもある!
他に同じクオリティでこの仕事をやれる人はいない!
みたいな使命感で、まだ辞める決断は遠いと思っていた。
その後はある本と、ある出来事で辞めるという判断に至ったんだけど、
文字数多くなってきたから次に続けよう…。